総合カタログ2023
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味しています。(+)はありません。●地上測定の場合●空中測定の場合前提●テープは「20。C」が標準温度で、この条件下では 温度補正は不要です。●テープは標準温度以上の場合「伸びる」、標準温度 以下の場合「縮む」という物理的現象を念頭に置 いてください。前提●テープは右表の通りの各標準張力が規定されてお り、この条件下では張力補正は不要です。●テープは標準張力を超えると「伸びている」、標準 張力を下回ると「縮んでいる」という現象を念頭 に置いてください。     (10N≒1.02kgf)前提●たるみによる補正は常に、テープの重さと、重力 によってテープが空中で弓なりに垂れている状態 を念頭に置いてください。 (10N≒1.02kgf)(注) この計算式の(ー)の意味は実測値から「差し引く」ことを意温度による補正値+温度による補正値+温度補正値張力補正値たるみ補正値補正値合計補正後の距離(A)張力による補正値張力による補正値+たるみによる補正値=全補正値計算式例題:気温10。Cで実測値36mの場合の補正値計算式例題:100Nで引っ張った時、実測値36mの場合の補正値(エンジニヤテン50m使用)計算式例題:100Nで引っ張った時、空中測定値36mの場合の補正値(エンジニヤテン使用)36,000mm×0.0000115×(10−20)=(100−50)×36,000mm÷(205,900×2.52)=(−){(0.000194×36,000mm)2×36,000mm}÷(24×1002)=(−4.14)+(+3.47)+(−7.32)=−7.99mm36,000−7.99=35,992.01mm温度による補正値 = 実測値 × 線膨張係数0.0000115 × (測定時温度−20)(−)4.14mm=36,000mm×0.0000115×(10−20)(タジマの鋼製巻尺の線膨張係数は0.0000115です)張力による補正値=(実測時張力−標準張力)× 実測値÷(弾性係数×テープの断面積)3.47mm=(100−50)×36,000mm÷(205,900×2.52)たるみによる補正値=(−){(     ×実測値)2× 実測値}÷(24×測定時張力2)−7.32mm=(−){(0.000194×36,000mm)2×36,000mm}÷(24×1002)(B)実測値から差し引く(C)テープが及ぼす力の大きさ=全補正値(−)4.14mm(+)3.47mm(−)7.32mm弾性係数N/mm2テープ断面積品 名エンジニヤポケット10m 20m 30mエンジニヤテン10m 20m 30m 50mエンジニヤテン100mエンジニヤクロス30m 50m205,900テープが及ぼす力の大きさ 品 名エンジニヤポケット10m 20m 30mエンジニヤテン10m 20m 30m 50m 100mエンジニヤクロス30m 50m①対象物の長さを測定する場合温度や張力で伸びている場合温度や張力で縮んでいる場合+実測値に 補正値を加算する-実測値から 補正値を差し引く標準張力mm2品 名エンジニヤスーパーはや巻30m 50m エンジニヤスーパー30m 50mエンジニヤスーパーワイド30m 50m 100m1.2920N50N2.52100NN/mm品 名エンジニヤスーパーはや巻30m 50mエンジニヤスーパー30m 50mエンジニヤスーパーワイド30m 50m 100m0.0001010.0001940.000194②対象物に寸法をけがく(マーキング)場合注:たるみ補正値は常に実測値から補正値を(−)する。弾性係数N/mm2テープ断面積標準張力mm21.2950N205,9002.52100Nテープが及ぼす力の大きさ N/mm0.0001300.0001300.000227+実測値目盛ポイントから 補正値を差し引く-実測値目盛ポイントに 補正値を加算する78(A)温度による補正値の計算方法(B)張力による補正値の計算方法(C)たるみによる補正値の計算方法補正値の利用方法上記で得られた全補正値の利用方法は右表の通りです。〔実例計算〕測定時温度10。C、標準張力50Nの鋼製巻尺を測定時張力100Nの条件でA・B間の距離を空中測定したところ実測値は36mだった。この時の A・B間の補正値合計と、補正後の距離はいくらか? (10N≒1.02kgf)【補正する3 つの条件】

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